自分が決めた道を進ませてくれた両親に感謝しています

甲南大学経済学部

松井博輝さん

「県外に出たかった」

甲子園の常連校 ・広島の広陵高校で活躍 、今も大学で野球部に所属している松井博輝さん。兵庫の大学に進学し た一番の理由は「県外に出たかった」からだという。

「高校で寮生活をしていたんですが、色んな地方から来た子がたくさんいたんです。そんな友人たちから話を聞 いていたら、親に感謝しつつも『家を出て一人で生活したい』という気持ちはだんだん強くなりました」

そこで野球部の監督に相談し、指定校推薦の枠もあることから甲南大学に決めた。親御さんは「自分が行きたいところに行きなさい。自分が決めた道を進みなさい」と進学先も自身に決めさせてくれたという。進路が決定した時も「じゃあそこで頑張れよ」と、後押ししてくれた。そんな両親に感謝し、自分が将来子どもを育てる時にも「そんな風に、自由に道を決めさせてあげられる親になりたい」と話す。

野球部では小学生の頃からキャッチャーを務める。最初こそ花形のピッチャーに憧れを抱いていたものの、監督から「キャッチャーをやってみろ」と言われポジションを変更、始めると徐々に楽しさもわかってき。今たでは、キャッチャーしかできないと思えるほどに誇りを持っている。現 在3年生、辞めていく同級生もいる中だが来年の春まで は野球を続けたい。就職活動は大変だと思いつつも 、阪神大学リーグ一部として神宮を目指している 。

1 人暮らしも3 年目、神戸の東灘区に住んでいる 。いざ兵庫県に住んでみると、交通の便が良いのに落ち着いてい て住みやすいと感じた。休日には野球部の友達と買い物 に行くことも楽しみの一つ。自宅から電車やバスを使って行ける距離に2ヵ所のアウトレットがあり、初めて行った時は「すごい広いなぁと思って、服とかたくさん買っちゃいました」と感動したという。

就職先は食品メーカーを希望している。「今までスポーツばかりをしてきたので、スポーツに関係のない違う世界 に入ってみたいという気持ちがあります。」‘’勉学に励みながらスポーツでも活躍できる＂、この文武両道こそ甲南大学の基本的な考え方。その設備を十分に活用し、学生生活を楽しんでいる笑顔は晴れやかだ。

松井博輝さんの父　松井和也さん

息子が広島から神戸に引っ越すタイミングで一度だけ甲南大学に行きました 。伝統校らしい格式 がある学校だという印象があります。高校生時代の息子は、野球のために寮生活をして、野球漬けの3 年間。大学に進学してからの方がよく帰省してくれるようになりました。大学に進学する際には、「寮生活とは違って自由な一人暮らしになるが、指定校推薦で進学したことを自覚し、堕落して後輩の道を閉ざすようなことはしないように」という話をしましたが、甲南大学では野球も勉強もバランスよくやっているようです。何か一つのことに打ち込むことも大切ですが、社会に出たらバランスも大切だと思うので、大学では社会に出るための経験を学ばせてもらえてるのかなと感じています。卒業後、社会人として派手ではなくていいので、人に流されることなく自分自身の意思で想いを持って決断できる人になって欲しいと思います。

みつかる、きみのなかの無限大(甲南大学)

甲南大学は、世界的研究・教育拠点をめざす学部・研究科や研究者・高度専門職業人の養成をめざす研究科・専門職大学院もある総合大学です。

大学の教育方針の根本には、学園創立者平生飢三郎

大学の教育方針の根本には、学園創立者平生飢三郎（ひらおはちさぶろう）が主唱した「人格の修養と健康の増 進を重んじ、個性を尊重して各人の天賦の特性を啓発す る人物教育の率先」、「世界に通用する紳士・淑女たれ」という建学の理念があります 。この理念のもと 、甲南大学は、教養と専門とのバランスを大切にしながら人物重視の 教育をおこない、良質な社会的常識・倫理観・品格を備 え、自ら率先して社会に貢献できる専門性を持った人材の養成をめさします。

KONAN INFINITY COMMONS(iCommons) 」誕生

約60 年にわたり甲南大生のキャンパスライフを支えてた旧き学友会館一帯が、甲南学園創立10 0 周年記念事業の一環として、「KONAN INFINITY COMMONS(iCommons) 」に生まれ変わりました。iCom monsは地上4 階地下1階、延床面積13.829 平方メートルの規模で、食堂・課外活動施設のほか、学生サービス部門の事務室も移転。

岡本キャンパスの新たなシンボルとして甲南学園の新世紀、学生生活の新たな拠点となるiCommonsにご期待ください。