淡路市
生田地区
基礎データ
平成31年3月 / []は10年前のデータ
- 人口374[483]
- 世帯数164[173]
- 18歳以下の子供の数27[67]
- 世帯数164[173]
- 地域ビジネス
- 交流
- 食育
- 戦略的移住
田舎なりのおもてなしの精神で運営する「そばカフェ」から、毎年1%移住者を増やしていく地域に。
活動の様子
生田地区の活動の様子をお届けします。
地域おこし協力隊からのレポート
過疎が進んでいながらも、兼業農家が多く、広くないエリアながら町内会が3つに分かれている生田村地域。「何をしてもまとまらない地域」と言われ、地域の人口減少に歯止めをかけるための企画もなかなか進まなかった。 しかしそば花栽培をきっかけに、地域への補助を有効的に活用できるようになり、そばカフェの事業につながっていった。
最初は景観のために植えたそばの花。試しに蕎麦にしてみたら、思いのほか美味しかった。そこで、事務局長の田村さん自ら手打ち蕎麦を学び、そばカフェをオープン。土日祝の営業ながら、観光客だけで年間1万人が訪れる飲食店に成長。あっという間に黒字化し、現在は一般社団法人として独立運営しながら、地域のコミュニティスペースとして活用されている。
そば花栽培をきっかけに、地域の話し合いを町内会単位から、水利組合(田主)へとシフト。地域への補助を有効的に活用できる仕組みを作ったことで、「そばカフェ」という地域ビジネスの核になる事業が生まれた。また、昔ながらの棚田の風景がある地域という強みを生かし、田舎ならではのおもてなしと蕎麦の美味しさにこだわることで、わざわざ山の中まで蕎麦を食べに来たいという観光客を増やしていった。
地域存続のため、集落人口の1%が毎年移住してくれるような地域にしたい。農業をしながら、週末は「そばカフェ」で働き、子供を育ていくような若い家族が増えてくれると嬉しい。北淡インターも近く京阪神への通勤も可能。実際にここ3年間で、Uターン含め7家族・19人が移住している。
課題は「どうしたら生田村に移住者が増えるのか」。兵庫県で2箇所しかない戦略的移住地域の1つに選定された。そばカフェや農業以外に、どういったビジネスがこの地でできるのかを模索していく必要がある。来年2月に移住者を中心としたディスカッションを行なう予定。生田村在住の移住コーディネイターが今後事務局長の思いを引き継いでいく。
- 平成18年ごろ町内会から、水利組合での話し合いに変革がスタート。(自然とそうなったところ、うまく乗っかって行けた)
- 平成23年4月そばカフェ「生田村」がオープン。新聞やメディアで取り上げられ、島外にも認知が広がる。
- 平成28年4月黒字化経営が進み、一般社団法人生田村として独立。地域交流の柱として安定的な事業を行えるようになった。
- 現在の課題移住者を募っていく