兵庫県立大学福良スタジオ
活動内容
【活動事例】
拠点施設整備ワークショップや特産品開発、プレーパークの実施、岩資源の活用、ボルダリングイベントの開催を実施。
兵庫県立大学福良スタジオは、緑環境景観マネジメント研究科の嶽山研究室が運営しています。活動地域は主に福良地区、阿万地区、沼島地区の3か所ですが、これら以外にも広く淡路島の地域創生に取り組んでいます。主な取り組みは以下の通りです。
◆南あわじ市の文化的景観に関する情報収集:沼島の生活に根差した岩石資源情報、福良の中庭に関する情報、玉ねぎ小屋の分布情報などを収集、ツーリズムなどに活用しています。
◆生産環境の豊かさ評価に関する研究:農村地域の生物調査を行い、生物多様性の観点から評価を行います。環境が豊かであればそこで栽培された作物の付加価値を高めることに繋がります。
◆耕作放棄地の植木生産の場としての活用検討:耕作放棄地に自生している仏花とともに添えられることの多いヒサカキや、茶席で使用されることの多いカクレミノなどを採集し、販売する試みを行っています。
◆沼島での岩資源を活用したジオツーリズムの展開:沼島に多く存在する巨石を活用したボルダリングエリアの開設を目指しています。これまで普及イベントや人工壁の設置などを展開しています。
◆南あわじ市の特産品開発:南あわじ市の特産品を生み出すべく学生参加型でフィールドワークやワークショップを行い、アイデアを提供する活動を行っています。これまで福良カルタや水もちなどを提案しています。
◆津波防災まちづくりの多角的展開:福良の岡の原公園で避難場所兼遊び場となる高台プレーパークをおよそ月1回展開しています。また国立淡路青少年交流の家と連携した津波防災ワークショップも行っています。
所在地
南あわじ市福良甲1296
連携大学
兵庫県立大学大学院 緑環境マネジメント研究科
連携団体名
NPO法人淡路國プロジェクト(福良)
福良町づくり推進協議会(福良)
ぬぼこの会(沼島)、国立淡路青少年交流の家(阿万)
活動地域
南あわじ市
写真による紹介
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県立大の学生が制作した福良地区のご当地カルタ。老人会など多くの生活者へのヒアリング、3年間のフィールドワークなどを経て完成させた。
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沼島中学校の体育館に設置したボルダリングの人工壁。沼島の岩資源を活用したボルダリングエリア開設と合わせて整備を進めている。
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淡路島の耕作放棄地で採集したヒサカキやカクレミノ、チャノキなどを元町マルシェで試験販売する試み。
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福良スタジオは活動拠点としてだけでなく、学生の建築改修技術を学ぶ教材としても活用している。
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福良港が見渡せる岡の原公園で高台プレーパークを展開している。非常時に使用する防災かまどづくりなどに取り組む。