がんばる地域紹介

丹波市

和田地区

基礎データ

平成31年3月 / []は10年前のデータ

  • 人口4523[5171]
  • 世帯数1733[1689]
  • 18歳以下の子供の数660[920]
  • 漢方
  • 大学連携
  • 城下町
  • 地域学習

たちばな香る漢方の里 和田

薬草教室の開催

活動の様子

和田地区の活動の様子をお届けします。

  • 医療大学の活動報告会(和田地域づくりセンター)
  • 医療大学へ視察研究
  • 薬草教室の準備を行う大学生
  • とうき葉パン

地域おこし協力隊からのレポート

水稲栽培に適さない斜面が多く、やせた土地のため収入源として江戸時代に始まった漢方栽培がこの地域ならではの産業です。時代とともに社会のニーズに応じて、オウレン、セネガ、トウキなど、様々な漢方の生産を行ってきたが、最近では生産者の高齢化により担い手不足が課題となっています。

特に近年で力を入れているトウキの生産者の減少とともに生産量が減ったため、薬草薬樹公園から兵庫医療大学の研究室に研究を依頼したことをきっかけに、薬草を活用した地域活性化の動きがスタート。消費を促す商品開発など広がりを見せています。

ここがすごい!

良質な漢方として活用できる薬草を栽培し加工する技術があります。これまでの活動により認知度があがり地元の人から生産を志す人が増えて来ました。小学校の地域学習でも取り上げ、その様子を見た大人が収入にもなるということで興味を持ち始めています。

薬草を通じて地域を知る子どもたちが増えて欲しいです。それがいつか和田というふるさとを思い出すきっけけとして、帰ってきやすいまちづくりを目指します。 商品開発を進め、需要を拡大することで、生産者の生活を支えたいです。

生産者の高齢化により生産量が減少しており、後継者がいません。一方で本事業により知名度があがり多方面からの引き合いがありますが、需要に供給が追い付いていません。

ターニングポイント

  • 江戸時代
    地域の城山「岩尾城」城主の主治医がこの地域にトウキを持ち込まれる
  • その後
    50年ごとに主に栽培される漢方が変容を遂げ、まちや住民の暮らしも移り変わった
  • 平成29年
    大学との提携がスタート、薬学研究が進み用途も多様化
  • 現在
    自然派ブームで漢方の効能が見直され、需要が高まっている

年間10万人ほどの利用があるリフレッシュ館、薬草薬樹公園 http://www.yakuso.gr.jp/
毎年10月に開催される「漢方の里まつり」