第4回関係人口創出・拡大スクールが開催されました。

先日、1月23日(土)に第4回関係人口創出・拡大スクールが開催されました。当ネットワークは、協力団体として、同スクール運営の一端を担わせていただいています。本回は、1年間実施してきたスクールの最終回であり、新型コロナウイルス対策を十分実施したうえで現地開催、そして、オンライン配信のハイブリッド開催となりました。

今回の講師は、地域再生アドバイザーの井原様がご登壇です。

井原様

「地域の攻めの事業」という演目にて、まずは事例共有からです。グラミンカの大野様からのご発表です。大野様は、古民家を宿泊施設に改装し、神河町でその事業をスタート。今年は佐用町にて、2か所目の宿泊施設をオープンさせるなど、ご活躍をされています。オープンまでの改装作業等もすべて外注するのではなく、ご自分や、学生インターン、ワークショップの参加者、そして、工務店などと一緒に実施し、ともにつくりあげるということを実践されています。

大野様

次の事例発表は、南あわじ市役所の露本様です。同市にて取り組みされている、地域づくりチャレンジ事業についてのご発表でした。行政が支援を後押しする際に、気をつけられていることや、どういったことに注力されているかのご説明がありました。実際に取り組みを行われている、「丸山地区」のご紹介もされており、同地区では、地域にプレイヤーが生まれたり、地域自身がその地域を誇りに思っているとのお話もありました。

露本様

次に、両発表者へ現地とオンラインから、多くの質問がありました。
その後、井原様より、「外部人材が地域に入って攻めの事業を行う際の注意事項」に関するご講演です。

井原様
井原様

地域と一口にいっても様々な階層があるというお話から、その階層に応じた外部人材が必要である、というお話がありました。また、攻めの事業を仕掛ける際には、地域の理解を得るために、明快であるとともに、しっかりと要点をとらえた事業企画が必要ということです。
さらには、コーディネーターとして地域に入る際の留意点に関するご説明もあり、地域再生アドバイザーとして実践を重ねられている、井原様ならではのご講演と感じました。

受講生の方も熱心に、聞き入っておられました。

受講生
受講生

そのあと、キタイ設計の平櫛アドバイザーより、ふるさと応援コーディネーター認定試験(主な対象者:全4回のスクール受講者で認定試験受験を希望するもの)に関するご説明がありました。また、これまでのスクールの概要を振り返ったのち、コミュニティミッションの実践的な講習もあり、認定コーディネーターとなった後、どのように活動を行っていくかということにも言及されていました。

平櫛さん

今回もオンライン配信(ZOOM,YouTube)を実施

グラフィックレコードも行われました。

全4回のスクールは終了しましたが、今から、そして来年度に向けての活動もスタートしてまいります。当ネットワークとしても、ご協力とご支援をさせていただきます。

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