生まれ育った兵庫県・あこがれだった兵庫県

多木化学株式会社

大福悠太さん

1.兵庫で働く～生まれ育った兵庫県・あこがれだった兵庫県～

肥料製造部　肥料第一課
大福悠太さん

化学品営業部　精密化学品営業グループ
森健志さん

【聞き手】入社した経緯を教えてください。

【肥料製造部　肥料第一課
大福さん（以下「大福」）】
鳥取大学大学院工学研究科を卒業し、2014年4月の新卒採用で入社しました。大学ではセラミックをはじめとする無機化学が専門で、多木化学の事業分野に機能性ナノ材料という、自分の学んできたことが生かせそうな分野があったので入社を決めました。

【化学品営業部　精密化学品営業グループ　森さん（以下「森」）】大福さんの1年後の2015年4月入社です。神戸大学大学院農学研究科では応用動物を専攻し、生殖細胞の研究を行っていました。多木化学では魚の成分を化粧品・医療分野に応用するなど広くバイオにかかわる研究開発にも熱心で、興味を持ちました。

【聞き手】お二人のご出身は。

【大福】実家は岡山県高梁市です。新しい世界をどんどんのぞいてみたい性格で、就職では岡山に戻ろうとは思わず、関西圏に出たいと考えていました。

【森】もともと朝来市生野町の出身で、大学もたまたま神戸と兵庫県でしたので、兵庫県への思い入れは強くあります。できれば関西圏にとどまって就職したいと思いながら活動していましたが、結果的に兵庫県に根付いた会社に就職できたことをうれしく思っています。

2わたしの仕事―専門外の仕事を担当し、視野が広がった

【聞き手】どのような仕事を担当しているのでしょうか。

【大福】主力事業である「肥料」の製造現場で操業管理を担当しています。大学の専攻からするともう一つの事業の柱である「化学品」の仕事が合っているのかもしれませんが、仕事でもいろんな分野を経験してみたかったので、よかったと思っています。仕事の内容は大きく「生産管理」「品質管理」「設備管理」の3つです。担当している工場だけで70品目の肥料を製造しているのですが、営業からあがってくる各品目の生産量、納期の情報をもとに1カ月で何を、いつ、どれだけ生産するか、全体の効率を考えながらスケジュールを立てます。そして出来上がってくる製品の粒の大きさや形状、水分量、成分比などのデータを取りながら、求められる仕様をちゃんと満たしているかを検証します。機械などに不具合が生じれば生産計画に影響が出てしまうので、早期に発見し、手入れをするようにしています。

【森】「化学品」の営業を担当しています。てっきり研究職としてバイオ関連の研究を行うものと思い込んでいたので配属先を聞いたときは驚きました。担当しているのは機能性化学品と呼ばれるもので、工業用材料としてお客様の工場に納入、提案をしています。例えば、水溶性アルミニウム塩は医薬品や、セラミックの原料に、微粉末ケイ酸は新聞紙やゴムの充填剤として、高純度金属酸化物は最先端の電子材料用原料に使われています

【聞き手】お二人とも専門外の担当の配属ですが、どのような思いで働いておられるのでしょうか。

【大福】品質を満たした製品を納期どおり生産していくためには、営業、製造、物流などさまざまな部署の担当者としっかり意思疎通を図ることが大切です。普段の会話をおろそかにせず、ときには冗談も言い、困ったときには無理を聞いてもらえる関係を築けるように考えています。そのようにして、社内の人脈が広がっていくのは楽しいですね。

【森】研究をしているとつい革新的なテーマを追い求めたくなりますが、既存の製品が日々お客様のところでどのように役に立ち、どのように改善していけばよいのかを知ることの重要さを日々感じています。もし今後研究職に携わるようなことがあれば、そのような出口を意識することができるでしょうし、視野が広がる貴重な経験を積ませてもらっています。

3.休みの過ごし方―多彩な楽しみがある兵庫県

【聞き手】休みの日はどのように過ごしておられるのですか。

【大福】遊びにおいてもなんでも新しいことに首を突っ込みたいタイプなので、幅広い遊びを楽しんでいます。入社1年目の冬にはクルマでハチ高原（養父市）まで10数回行くほどスノーボードに入れ込みました。高校まで軟式テニスをやっていたので会社のテニス同好会に参加したり、他にもゴルフも同僚と楽しんでいます。兵庫県はゴルフ場が多いのも魅力ですね。

【森】生まれ育った生野町は山に囲まれた地域でしたし、神戸大学の周辺も六甲の山を感じられる場所でした。山ばかりでなく、いつか海を感じられる場所で暮らしてみたいと考えていたので、今住んでいる明石市の西二見町は最適な地です。ママチャリを運動がてら20分ほど漕いだら、明石を代表する砂浜である江井ヶ島海岸へ行くことができます。ヤシの木が立ち並んでおり、南国ムードが感じられますし、水もきれい、そして何より空が広いです。明石海峡大橋や淡路島の眺めも最高ですね。兵庫県は山も海も豊かで、多様性があることを実感しています。それからお気に入りのカフェがあります。崖の上に立っていて海を臨むことができるので、よく出かけていきます。

4.東播磨地区の魅力―都会の良さと自然の良さを満喫

【聞き手】週末は他にどんなところへ出かけているのでしょうか。

【大福】実は1月に結婚したばかりでして…。2人でよく出かけるのは神戸のポートアイランドやメリケンパークなど海を感じられる場所が多いですね。岡山にいた頃から神戸はおしゃれなまちというイメージがあり、あこがれていたので、買い物にもよく出ています。

妻がクルーズ船に乗ることが大好きなので、神戸港から出ているいろいろなクルーズ船に乗って楽しんでいます。

【森】大福さんの住んでいる播磨町にしろ、明石にしろ、神戸へすぐ出られるのは便利ですね。食べることも大好きで、学生時代に通った神戸の店にもよく言っています。

【聞き手】今住んでいる場所の周辺にもおいしいところはありますか。

【森】学生の頃によく明石の魚の棚商店街にも出かけていました。今も昼網の新鮮な魚を食べに時々出かけています。明石名物の明石焼きの名店にもよく食べに行っています。今は近くなってすぐに行けるようになったので、新たな店も開拓しているところです。

5.将来の目標―アクセスのよさ生かし、全国を旅したい

【聞き手】今後の目標を聞かせてください。

【大福】今いる部署も3年になりました。今の仕事ももちろん楽しいのですが、いろんな部署を経験して自分の成長の糧にしていきたいという気持ちが強くあります。

そしてせっかく「大福」というすばらしい名前をいただいているので、会社全体のことを知り、役立つ人になって、周囲の人を幸せな気持ちにすることが目標です。

【森】私はまだ2年目なのでわからないことも多く、製品に関する知識をもっと蓄えて、お客様により喜ばれる仕事をしていきたいと思っています。

【聞き手】プライベートではいかがですか。

【大福】旅行が好きで、いつか全国47都道府県をすべてめぐりたいと思っています。さいわいこのあたりは明石海峡大橋にすぐ行くことができて、四国もすぐに渡れることが魅力です。思い立ったらすぐに行けるのでどんどん足を延ばしたいと思っています。

【森】スポーツはあまり得意なほうではないのですが、せっかく海に近い場所に住んでいるので、手始めにサーフボードを立ち漕ぎするＳＵＰあたりから始めてみようかなと思っています。

多木化学株式会社の企業概要