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【丹波市】リタイア後の田舎暮らしを満喫

花田裕子さん

リタイア後の田舎暮らしを満喫

 大阪にいるころから夫が家庭菜園をしていたのですが、丹波に移住して約700坪の広い畑を耕すようになりました。近所の人が耕運機などを貸してくださり、みなさんにいろいろ教わって夫と二人で季節の野菜などを育てています。たくさんお野菜がとれるので、息子が経営している農家民宿で野菜を使った料理を作り消化しています。

 移住したからには、なにか趣味を作ろうと考えていました。もともと縫い物が好きで、丹波布を織る学校を卒業された先生のところに1年間通って勉強しました。家の庭には6畳ほどのログハウスを建てて、中古の機織り機を買い、自分で買った糸や毛糸を織ったり、裂き織りをして楽しんでいます。今着ている服も織ったもの。織った布からストールとバッグをセットで作ってご近所の方に差し上げたり、むりやりお友だちに送ったりしています。楽しく、趣味の時間を過ごせています。

 田舎暮らしをすると、地域とのつながりができます。引っ越してすぐ、一人暮らしのお年寄りと公民館でお食事をするというボランティア活動に誘われて参加したところ、すぐに地域に溶け込めました。今は、みんなでランチをしたり、半日くらいわいわいおしゃべりをしたりと、楽しんでいます。

 移住を考えられている方には、田舎暮らしは暇じゃないということをお伝えしたいです。野菜は次々とできるし、それを傷めずにどうやって保存しようかと考えて、乾燥させたり、切り干し大根や干し芋を作ったり。畑から帰ってきたら、加工するのに忙しいですし、お味噌を作ったり、お茶を作ったり。ブルーベリーやユズの実がなればジャムにするし、一年中、結構忙しいですよ。

 丹波の自然の中で四季折々の暮らしを楽しみながら、さらに、地域活性化のためにと、有志と社団法人を立ち上げました。リタイア世代ではありますが、移住してから、地域の人と一緒に、新しい事業にチャレンジしています。

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