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【南あわじ市】子育てのために移住し額装のお店をオー プン

【南あわじ市】子育てのために移住し、額装のお店をオー プン

加藤康弘さん

子育てのために移住し、額装のお店をオープン

 2014年に東京から淡路島に家族で移住して、最初はNPO法人淡路島アートセンターに就職をして仕事をしていました。移住から3年目の2016年に、額装のお店「NeKi額縁と珈琲」をオープンさせました。額装の仕事は、額に入れたいものをお客さまに持ってきてもらい、それをどんな額に入れるのか…大きさやデザイン、色などについて一緒に話しながら決めて、一旦、額の中に入れたいものをお預かりします。イメージに合ったが額装に仕上げてお渡しするのが、主な仕事になります。気軽にひと息ついていただける場所にもなればと、コーヒーとケーキ、軽食も用意しています。

加藤さんの作業風景と店内の様子

 東京で暮らしていたときに夫婦共通で、「いずれは東京から離れたところで子どもを育てたい」と考えてはいたのですが、東日本大震災を経験して早く動くことになりました。僕の実家がある栃木県か妻の実家がある兵庫県かで検討して、兵庫にしようと決めてからは、帰省のたびにいろいろな地域を回って移住先を探しました。どこも魅力的でいいところだと思ったものの次の一歩が踏み出せずという状態だったのですが、子どもが幼稚園に入園する前にはと決めていた期限が迫ってきたタイミングで淡路島に来てみたら、“住めそうな絵”が見えてきて、移住を決めました。

 お店は南あわじ市、自宅は洲本市にあり、車で20分くらいの距離です。自分としてはいい距離感で、家のこと、お店のこと、頭を切り替えるにちょうどいい距離だと思っています。もちろん、自宅兼職場がいいという人もいて、人それぞれですが、僕はちょっと離れているくらいでうまくやれている。

 自宅のあるところでは、家族を中心にした人と人のつながりがあって、職場の周りでは別のつながりがあって…と、地域とのつながりが、より幅広くできているのではないかと思います。

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