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【豊岡市】竹野町で、夫婦でダイバー&民宿開業

田中陽介さん・美紀さん

竹野町で、夫婦でダイバー&民宿開業

 僕が、なんで移住したかというと─。勤めていた大阪市内の会社がなくなり、趣味でやっていたダイビングを自由にできるようになっていろいろ調べていたら、兵庫県の香美町でダイビングの仕事を見つけたという流れです。普段は和歌山に潜りに行っていましたが、兵庫北部の海は未開だったのと、知り合いがいないところに行った方がおもしろいのではと思いました。いざとなったら実家のある大阪にも帰れるという距離感も決め手となりました。

田中陽介さん・美紀さん

 インターネットなどで事前に調べることを一切せず、行き当たりばったりで、「なんとかなる」と安易に考えて移りました。移って良かったのは、海が格別にキレイなところです。 “ちょうどいい田舎”なのも、いいところです。職場で出会った妻と結婚し、豊岡市竹野町でダイビングショップ「T-style」、「民宿ねこざき」を開業しました。豊岡市はスーパーもコンビニも病院もあり、日常生活でそれほど不便を感じません。車があれば、ホームセンターや大型家具店でなんでも揃えることができますし、飲食店も、ちょっとお高めの割烹からファストフード店まであります。逆に、雪が降るので冬は厳しいです。竹野は海沿いなので、風が強く、体感温度としてはさらに低い。大雪が降ると、仕事の前にまず雪かきという重労働があります。

 地域とのコミュニケーションを大切にしようと思っています。こちらから誠意を持って近づくと、ちゃんとこたえてくれました。海や山の仕事をしているので、それをみんなに理解してもらいながら、地域の行事などにもできるだけ参加しました。豊岡は、「田舎に住んでみたいけれど、本当に不便すぎるところはちょっと困る」という人にはいいんじゃないかな。車さえあれば、不便はないです。経済的な面で、「仕事はあるの?」という不安があるかと思いますが、ここはポイントなのですが、豊岡は兵庫県なので最低賃金は高いです。

 “移住=起業”のイメージがあると思いますが、田舎の企業に就職するのも立派な移住だと思っています。補助金などのいろいろな制度があるので、ぜひ調べてから移住していただきたいなと。それから、行ってみれば何とかなるのですが、文化は違うので、今とまったく同じ暮らしができるというのはちょっと無理か、とも。例えば豊岡市の場合、車は“絶対”です。運転免許がない方は、免許を取ってから来てください。

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