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しごと・就職【神戸市】若手社員の奨学金返済を会社がサポート

県内の企業に絞って就職活動

(株)イーエスプランニング

山内里奈さん

奨学金で大学に通う若者を応援したい

大学生の2人に1人が奨学金を借りている時代。卒業半年後に始まる貸与型奨学金の返済は、就職間もない若い世代には重い負担となってのしかかります。

こうした状況を踏まえ、神戸市を中心に革新的なアイデアで駐車場経営事業を展開する(株)イーエスプランニングでは、平成29年度から、県の中小企業就業者確保支援事業を活用して日本学生支援機構の奨学金の一部を会社が負担する補助制度を導入しました。入社3年以内の30歳未満の従業員に対し、返済金額の3分の2を同社と県が半分ずつ負担するというもので、現在は2人が補助を受けています。

かねてから、親に面倒をかけまいと奨学金で大学に通う若者を応援したいと考えていたという代表取締役社長の藤岡義己さんは、「公的な支援を受けることで、ほかの社員との公平性を保ちながら奨学生を応援できる」と県の制度を歓迎。「制度を活用する企業も、恩思を受ける若者も、もっと増えてもらいたい」と、合同説明会の会場では自社のブースの目立つ場所に制度を紹介するPOPを掲げ、PRしています。

従業員の声

駐車場事業部PMチーム

上村洋介さん (尼崎市出身・平成27年入社)

警察官を目指していたこともあって、会社説明会で社長が話した「人のために働こう」という考えに感銘を受けて入社しました。奨学金の返済補助制度を聞いた時は、「会社がそこまでしてくれるんや!」とすごくうれしかったですね。年齢を重ねるにつれて必要なお金も増えてきたので、正直とても助かります。

新入社員

山内里奈さん(西宮出身・平成29年入社)

大学進学で初めて県外に出たことで、「兵庫県には海も山も川もあって落ち着く場所だな」と実感し、県内の企業に絞って就職活動をしました。奨学金の返済補助制度のことは入社後に知り、家族で驚き、感動しました。補助していただいた分は、将来に向けてためていければと思っています。

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