兵庫県が運営!移住ポータルサイト

暮らし【養父市】迷い葛藤した末に見つけたふるさとでの自分らしい生き方

Uターンから地域おこし協力隊へ

昔から養蚕で栄えた養父市大屋町。
カムバックひょうご東京センターのオープニングイベントの養父市相談ブースに移住相談に来られて、その後養父市にUターンして地域おこし協力隊になった方がいる、と聞いてやって来ました「かいこの里」。
こちらは、養蚕を地域資源とする地域おこしの拠点施設で、特産品の販売や地元食材を使った料理が楽しめます。

こちらを拠点に活動するのは、養父市出身の中島明日香さん。
大阪の芸術大学を卒業し、東京で就職するも、2か月で退職。地元に帰るにも帰れず、迷走の日々が10年近く続いたそうです。
ずっとディスプレイ関係の仕事に憧れてきた中島さん。アート関係に行きたい、という気持ちはあるものの、それとは違う仕事をし続けながら、葛藤に苦しみます。
移住へのきっかけは、子どものアトリエ教室で週1回のアルバイトを始めたこと。その空間が自分の心の中でアートとつながる大切な場になったそうです。
その後、六本木アートナイトのボランティアに参加。仕事の後にアトリエに通い、ボランティアに行くという日々で、「これからは諦めることをやめよう」と決意。
この2つの経験から、自分も作品制作をしたいという気持ちが高まります。

その頃、祖父がお亡くなりになり、『歴史を残すこと』について考えます。
日本という国にも面白さを感じ、テーマは「地域を知る」ということに決まったといいます。
今まで気がつかないままでいた「地元の面白さ」や「豊かな文化」。一旦外に出ることで得られた視点でした。 実家が農家ということもあり、ワラを使って制作をしていきたいと思った時に、アトリエが必要となり「東京で無理なら地元に帰ったらいいんじゃないか?」と、ふと思ったそうです。

さらに高校生の時に通っていたアトリエの先生でもあった『田舎暮らし倶楽部』の西垣さんの顔が浮かび、高校生のとき以来久しぶりに連絡を取ると、カムバックひょうご東京センターでイベントがあると、誘いを受けます。
「『帰ってこい』って、誰かに言ってほしかった・・・。」
久しぶりに再会した西垣さんと一緒にイベントに来ていた、家を改装中だった福田さんにも「帰ってこい」と言われ、気持ちは固まりました。

 「作品制作が地域の歴史や文化を題材にしているので、『養蚕の歴史や文化』もテーマの1つ。なので、ここでの活動を選びました。」と、中島さん。
これからは、『プロジェクト型のアート』『体験型のアート』の場作りに取り組んでいくそうです。プライベートでは、アトリエ兼住居の改装にも奮闘中。
葛藤の時期も迷走の時期も、すべてが今に繋がっているんだなと感じさせられます。

移住情報 Uターン

移住先 養父市大屋町在住
お名前 中島明日香さん
元就職先 東京 ディスプレイ関係
現在 かいこの里 交流施設
アート作家

連絡先

■かいこの里 交流施設
10:00~16:00 ※土日のみ営業
兵庫県養父市大屋町蔵垣246-2
079-669-1580

関連記事一覧